むちうちになった際のお風呂について

　まず、むちうちになったばかりの段階では、お身体の筋肉がまだ炎症を起こしているおそれがあります。
　そのため、あまりゆっくりお風呂に浸かってしまうと血行がよくなってしまい、むちうちの状態が悪化するおそれがあります。
　むちうちになってから数日間はシャワーを利用するか、寒い季節の場合にはさっと浸かるだけにとどめてあまり温めすぎないようにするということがおすすめです。
　自動車事故に遭われた場合、痛みや関節の不調などでお身体が思うように動かないこともあるかもしれませんので、転倒などにも十分ご注意ください。

　反対に、むちうちからある程度の日数が経過し、慢性期になっているような場合には、温めることで血行がよくなり、むちうちの痛みが軽くなる可能性があります。
　無理に長時間浸かる必要はありませんが、日頃ゆっくりとお風呂に浸かっているという方は、元のようにお風呂を利用されるのもよいかと思います。
　ただ、温めているうちにまた痛くなってくるということもありえますし、むちうちの痛みが軽くなったからといって無理をされると悪化してしまうおそれもありますので、ご注意ください。

　こちらでご説明した内容は、あくまで一般的なこととなります。
　また、むちうちが急性期か慢性期か、筋肉が炎症しているかどうかということはご自身ではわからない場合もあるかと思います。

　見た目では判断がしにくく、むちうちの処置に慣れていないと触れてもよくわからないといったことが珍しくありません。
　そのため、お風呂に入ったときに痛みが強くなるようであれば無理はせず、楽になるようであればゆっくりとお過ごしになるというように、ご自身の感覚に合わせ、様子を見ながら入浴されることをおすすめします。

　ご不安な場合には、やはりむちうちへの対応を得意としている整骨院で、実際に筋肉の状態を確認してもらい、アドバイスを受けるというのがよいかと思います。

　的確な施術を受けることで、その分早く、お風呂のような日常生活上の習慣を再開できることも期待できます。

　お風呂のことを含め、むちうちに関してもしもなにかご不安なことがありましたら、当院でもどうぞお気軽にご質問ください。

　当院では、お身体のことや施術に関するご説明を丁寧にさせていただくとともに、ご質問に対してもできるだけわかりやすくしっかりとお答えをさせていただいております。

　疑問を解消することにより、少しでもご自宅での生活がしやすくなればと考えております。